東京都の新設住宅着工の最新情報

こんにちは、皆さん。今日は東京都の新設住宅着工の最新情報をお伝えします。7月には、新設住宅着工戸数が前年同月比で1.3%減の1万603戸となりました。これは2ヵ月連続での減少です。しかし、賃貸住宅については、5.4%増の5,807戸となり、5カ月連続での増加を記録しました。賃貸住宅の需要が高まっていることがうかがえますね。

一方、持家は11.9%減の1,182戸となり、18カ月連続での減少となりました。分譲住宅も0.8%減の3,600戸となり、2カ月連続での減少です。持家や分譲住宅の購入意欲が低下している理由としては、コロナ禍による経済的な不安や、在宅勤務や地方移住などのライフスタイルの変化が挙げられるでしょう。

地域別に見ると、都心3区(千代田区、中央区、港区)は232.0%増の571戸となり、3カ月連続での大幅な増加です。都心3区では賃貸住宅や分譲マンションが多く建設されており、都心回帰や投資需要が高いことが要因と考えられます。都心10区(文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区)は0.8%減の2,108戸となり、4カ月ぶりに減少に転じました。区部全体では1.5%減の8,222戸となり、2ヵ月連続での減少です。市部(八王子市、立川市、武蔵野市など)は23.9%減の2,336戸となり、2ヵ月連続での大幅な減少です。市部では持家や一戸建てが多く建設されており、上述した理由により着工が落ち込んでいると思われます。

以上が7月の東京都の新設住宅着工に関する情報でした。今後もこのブログでは最新の不動産ニュースをお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね。